なぜ今、企業に防災備蓄が必須なのか?
近年、日本では地震・台風・豪雨などの自然災害が頻発しています。内閣府の指針でも、企業は従業員の生命を守ることと同時に事業継続計画(BCP)を策定することが求められています。
これまで大きな災害というと、1月に発生した阪神・淡路大震災や、3月に発生した東日本大震災など、寒い時期の災害を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし、災害は季節を選びません。
2026年7月の「令和8年熊本地震」や8月の「令和8年8月千葉豪雨」のように、夏場にも大きな災害は発生しています。夏は停電による熱中症対策、冬は防寒対策が重要となるため、企業防災では、水・食料・簡易トイレなどの基本的な備蓄に加えて、「災害がどの季節に発生するか」まで考えた備えが重要になっています。
また、大規模災害では公共交通機関の停止などにより帰宅困難者が発生し、従業員がオフィスに一定期間とどまるケースも想定されます。
そのため、最低3日分、可能であれば7日分以上の備蓄が推奨されています。
企業が備蓄を怠ると・・・
- 従業員の安全確保が難しくなる
- 事業継続が不可能になり、取引先・顧客からの信頼低下
- CSR(企業の社会的責任)や企業イメージにも影響する
つまり、防災備蓄は、単なる「もしものための備え」ではありません。
従業員を守り、事業を守り、企業としての信頼を守るための重要な取り組みなのです。
防災備蓄チェックシートとは?

「何を」「どれだけ」備えるべきかを一目で把握できるのが防災備蓄チェックシートです。
従業員数を入力すると必要数量を自動計算できるExcelシートを活用すれば、総務・購買担当者の工数を大幅削減しつつ、抜け漏れのない備蓄が可能です。
チェックシートで管理できる主な備蓄品(1人×7日分の目安)
| カテゴリー | 品目 | 備蓄量の目安 |
|---|---|---|
| 飲料水・食料 | 飲料水、保存食、栄養補助食品 | 水 21L/食 21食(1人×7日分) |
| トイレ・衛生 | 簡易トイレ、マスク、消毒液 | 簡易トイレ 35回分(1人×7日分) |
| 情報・電源 | ラジオ、モバイルバッテリー | 各1台(1人目安) |
| 医療・防寒 | 常備薬、ブランケット、カイロ | 各1セット(1人目安) |
| 夏の備え | 暑さ対策用品、冷却用品など | 停電・断水・空調停止なども想定して準備 |
| 冬の備え | ブランケット、カイロ、防寒用品など | 暖房停止や屋外避難なども想定して準備 |
このように、カテゴリー別に整理された備蓄リストがあれば、計画的かつ効率的に防災用品を備えることができます。さらに、夏・冬それぞれのリスクまで想定することで、一年を通じて災害に対応できる備蓄体制につながります。
季節によって変わる災害時の備え
夏季の防災備蓄で押さえるべきポイント
近年は猛暑による熱中症リスクが高まっており、災害による停電や空調設備の停止が発生した場合、オフィス内でも従業員の体調管理が重要になります。企業の防災備蓄は、食料や飲料水の確保だけでなく、夏季特有のリスクにも対応できる内容を検討することが大切です。
- 熱中症対策を前提に備蓄を見直す
停電による空調停止を想定し、水分・塩分補給対策を検討する - オフィス待機時の体調管理を考慮する
従業員が安全に数日間過ごせる環境を確保する - 定期的な点検・更新を行う
使用期限や保管状況を確認し、いざという時に活用できる状態を維持する - BCP対策と合わせて運用ルールを整備する
体調不良者への対応手順や役割分担を事前に決めておく
夏のおすすめ用品
- 暑さ・熱中症対策
- 冷却用品
- 衛生用品など

冬季の防災備蓄で押さえるべきポイント
冬季の災害では、停電や暖房設備の停止による寒さへの対策が重要になります。特に帰宅困難者への対応が長期化した場合、防寒対策の有無が従業員の安全確保や事業継続に大きく影響します。
- 低体温症リスクを想定する
暖房が使えない状況でも従業員が過ごせる環境を整える - 帰宅困難者への備えを強化する
長時間のオフィス待機を前提に備蓄計画を立てる - 地域特性を踏まえて備蓄量を見直す
寒冷地や積雪地域では、手厚い対策を検討する - 備蓄場所と配布方法を明確にする
災害発生時にスムーズに利用できるよう管理体制を整える
冬のおすすめ用品
- ブランケット
- カイロ
- 防寒用品など

防災備蓄の見直しで確認したい3つの項目
1. 数量を適切に管理する
従業員数に応じた必要量を把握し、人員増減や拠点の変更があった際は備蓄量を見直しましょう。
2. 期限切れを防ぐ
食料や飲料水、防災用品の期限を定期的に確認し、ローリングストックを活用して常に使用できる状態を保ちましょう。
3. 備蓄場所を明確にする
備蓄品の保管場所を従業員と共有し、災害時にすぐ取り出せるようにしておきましょう。夏用・冬用用品もあわせて点検することが大切です。
企業防災でオフィスに「安心」と「安全」を
私たち日興商会は、オフィスの総合商社として「企業防災」をトータルに支援しています。
災害発生時の各フェーズに応じて、以下のような防災用品を提供可能です。
初動対応フェーズ
- 緊急避難用品(ヘルメット・防災バッグ)
- 安否確認ツール・連絡手段(トランシーバー・掲示ツール)
もしもの安否を、かんたんに。『安否確認サービス2』
避難生活フェーズ
- 保存水・保存食(長期保存タイプ)
- 衛生用品(簡易トイレ・マスク・消毒液)
- 防寒具・寝具(アルミブランケット・簡易ベッド)
また、防災用品の定期的な更新を行い、いつでも利用可能な状態を維持し、オフィスの災害対策を強化、従業員の安全・安心を守ります。
無料シート配布中!
この記事で紹介した「防災備蓄チェックシート(Excel形式)」を無料でご提供中です。
従業員数を入力するだけで必要備蓄量を自動計算できる便利なツールです。
ダウンロードをご希望の方は、お問い合わせフォームより「防災チェックシート希望」とご記入ください。
まとめ|防災備蓄は企業の責任と信頼の証
災害は、季節を選んで発生するものではありません。
だからこそ企業には、地震・豪雨・台風などの災害そのものへの備えだけでなく、夏の暑さや冬の寒さまで想定した防災対策が求められます。
防災備蓄チェックシートを活用すれば、
- 効率的で抜け漏れのない備蓄管理
- 夏・冬を含めた季節ごとのリスクへの備え
- 従業員の安全と安心の確保
- 企業の信頼性・社会的責任の向上
につなげることができます。
「備蓄品はあるから大丈夫」で終わらせず、「もし今日、この季節に災害が起きたら十分か?」という視点で確認することが大切です。
総務・購買担当者の皆さま、今こそ防災備蓄の見直しを始めませんか?
