
オフィスBGMとは?導入が注目される理由

企業におけるオフィスBGMは、職場をより快適にし、社員のやる気を引き出す手段として注目されています。
音楽を流すことで、社員の集中力やコミュニケーションが高まり、ストレスを軽減する効果が期待できます。
特に、総務担当者や人事部門が「働き方改革」「ウェルビーイング施策」の一環として導入を検討するケースが増加しており、コストを抑えながら導入できる点も魅力です。
オフィスBGMがもたらす効果
1. 職場コミュニケーションを促進
心地よい音楽が流れると会話が自然と生まれ、チームワークや社内の一体感が高まります。
2. 雑音を抑えるマスキング効果
クラシックや自然音を流すことで雑音を軽減し、集中しやすい環境を作ります。テレワークやハイブリッド勤務では、オフィスBGMを社員に共有することで在宅環境でも同じ集中環境を再現できます。
3. ストレスを和らげるリラクゼーション効果
ゆったりしたテンポの音楽は心拍数を安定させ、ストレス軽減やメンタルケアにも有効です。
4. 企業イメージ向上・ブランディング効果
来客時に心地よい音楽が流れることで、訪問者に好印象を与えます。
受付・会議室・執務スペースなどゾーンごとにBGMを変えることで、空間の役割を演出し、「企業ブランド」を強化できます。
オフィスBGM導入時の注意点
1. 音量と選曲の工夫
- 音量は50デシベル以下を目安に設定
- 集中作業にはインストゥルメンタル、来客エリアには明るい曲などゾーニングを意識
2. 著作権の確認
BGMには著作権があるため、JASRACやNexToneに準拠した「オフィスBGMサービス」の利用が推奨されます。
3. 定期的な選曲の見直し
社員アンケートやミーティングを通じてフィードバックを得て更新しましょう。
季節やイベントに合わせたBGMを導入すれば、職場の雰囲気にメリハリが生まれます。
無料で使えるオフィスBGM専用サービス比較表
サービス名 | 特徴 | 業務利用での使いやすさ | 注意点 |
---|---|---|---|
YouTube Audio Library |
YouTube公式のフリー音源。 ジャンル・雰囲気・長さで検索 可能。 |
操作が簡単で導入しやすいと言われている。 お気に入り管理も容易。 |
オフライン再生はダウンロードが必要。 帰属表示が必要な曲もあり。 |
Free Music Archive (FMA) |
世界中のアーティストによる無料音源アーカイブ。 多ジャンル対応。 |
幅広い選曲が可能で 発見性が高い。 |
曲ごとにライセンスが異なるため、 企業利用時は個別確認が必要。 |
CCMixter |
クリエイティブ・コモンズの 楽曲コミュニティ。 インストも豊富。 |
タグ検索が一般的に使いやすいと言われている。 作業用BGMも見つけやすい。 |
英語サイトのため、 検索・条件確認がやや手間。 |
DOVA-SYNDROME(日本語) |
日本の作曲家が提供。 用途・雰囲気別にわかりやすく分類。 |
落ち着いた曲調も多くオフィス向き。 日本語で運用が楽。 |
ダウンロード型でストリーミング不可。 管理の工夫が必要。 |
甘茶の音楽工房 |
日本人作曲者による用途別BGM。 説明が丁寧で初心者向け。 |
シンプルで使いやすいと言われている。 社内向け動画にも活用可。 |
選曲バリエーションは限定的。 ブランドトーンに合うか要確認。 |
無料BGMサービス利用時の注意点
- ライセンスの種類を必ず確認(商用利用OKでも条件付きの場合あり)
- 定額サービスと違い、著作権保証が弱いため、企業利用では確認が必須
- ダウンロード型サービスは選曲・更新の手間がかかる
そのため「まず無料で試してみる → 効果を実感したら有料BGMサービスへ移行」というステップを踏む企業が多く、トライアル的に活用するのがおすすめです。
社員のフィードバックを得る方法
アンケートで意見を収集
Googleフォームなどを活用し「音量は適切か」「業務に影響はあるか」など具体的に聞く。
ミーティングで直接意見交換
部署ごとに意見を集め、次回の選曲や運用改善に反映させる。
加えて「生産性の変化」「ストレス度の推移」を測定すると、BGMの効果を経営層に説明しやすくなります。
オフィスBGMを成功させるポイント
- 部署やエリアごとに適切なBGMを選ぶ
- 著作権リスクを回避するためサービスを活用
- 社員の声を取り入れて定期的に見直す
- 季節やイベントで変化をつけ、職場に活気を与える
オフィス創りの総合商社の日興商会では、家具・レイアウト・ICT機器までトータルでご提案可能です。BGMを“空間設計”の一部として導入することで、効果を最大化できます。
まとめ|オフィスBGMで快適な職場環境を実現
オフィスBGMは、集中力・コミュニケーション・ストレス軽減・企業イメージ向上と、多方面で効果を発揮する手軽な職場改善施策です。
まずは社員の声を反映したプレイリストを導入し、定期的に更新することから始めましょう。
音楽の力を活用して、生産性と快適性を両立した働きやすいオフィス環境を実現しませんか?
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