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1.働く環境が変わると、気持ちも変わる―そんな瞬間を体験してきました。
新しいオフィスやショールームを訪れると、空間のデザインや働き方のアイデアに刺激を受け、
「こんな職場ならもっと創造的に働けるかも！」と感じ、イメージを湧かせることができますよね。
今回、実際に目で見て、体感したその空間は、ただの「働く場所」ではなく、働く人々のコミュニケーションを促進し、企業のブランディング、従業員の満足度を高めるなど、より良い仕事の流れを生み出す「仕掛け」がたくさんありました！
開放感があり、デザイン性もよく、コミュニケーションをとる仕掛け、フリーアドレスの運用、ペーパーレス化、働き方改善のアイデア出しなど、随所に工夫がみられました。
ロケーションとともに「こんなオフィスで毎日働けたらいいなぁ」と思うばかりでした。
そんな「働く場」の変革を考える企業の皆さまに向けて、コクヨ株式会社のライブオフィス＆ショールームの見学レポートをお届けします。
2.コクヨ株式会社 ライブオフィス＆ショールーム
テーマ
未来のために人のつながりがどんどん広がる場
いろんな価値観をもったあらゆる人と多様な働き方を
COCOで「たいけん」し「つながる」ことで新しい何かが「うまれる」
そんな場を皆さまと一緒に成長させたい。
様々な隔たりをなくすことで、さらに交流・コミュニティを育み
あたらしい未来を創りだしていきます
フロアマップ
グランフロント大阪 ナレッジキャピタル タワーC 11階・12階
社内外のつながりを生む場
COmmunication(交流)
自部門やグループ、プロジェクト単位で働くことで、ちょっとした雑談からコミュニケーションを促進。
COllaboration(協業)
お客様に体験いただくだけでなく、情報交換や共同作業を通じて新しい価値を創出する場。
CO-creation（共創）
社内外問わず新しいモノやコトを生み出す集いの場。セミナーやイベント企画を実施できるスペース。
【概 要】
面積：11F 977㎡
12F 1691㎡
人員：384名
※一人当面積6.95㎡/人（参考8~12㎡/人が平均値）
出社率基準：60％
コクヨさんは「お客様より先に失敗しよう」という考えののもと、1969年よりライブオフィスのサービスを始められました。実に50年以上前から、業界では早くから販売店や移転やリニューアルを検討しているお客様に自社オフィスを解放されていたことになります。すごいですね。
「うめきたグランフロント大阪」に進出されてたのは2013年。
まる11年となり、昨年からはオフィス自体をお客様に解放し双方向のコミュニティを形成、実際に販売店や購入を検討している方が働く体験ができます。またチャレンジしたいと思いました！
それでは、働き方やコミュニケーション活性化などの仕掛け、最新のオフィス家具やアイテムをご紹介。
3.コクヨ ライブオフィスレポート
ライブオフィスは残念ながら撮影不可とのことでしたので、コクヨさんに提供して頂いた画像などと合わせてご紹介しますね。
こちらでは、実際に関連会社も含むコクヨさんの社員の方々が働いています。
皆さん、オフィスカジュアルでオフィスとともにオシャレでした！
・コクヨさんの働き方スタイル
コクヨさんは、営業・技術職の方、育児中の方、趣味を活かしたい方など、さまざまなライフスタイルに対応した柔軟な働き方を提供しています。現在の出社率は約60％で、以下の3つのタイプから選択できます。
働き方タイプ：オフィス中心タイプ（週4～5回出社）
バランスタイプ （週2～3回出社）
在宅中心タイプ （週0～1回出社）
「仕事とプライベートを両立したい」「自分に合った環境で集中したい」「チーム連携と個人の時間を両立」など、それぞれのライフスタイルに合わせて、最適な働き方を選ぶことが可能です。
自分に合った働き方が選べると「従業員満足度(ES)」も高そうですね。
・フリーアドレス・コミュニケーションの工夫
フリーアドレスですが、いつも同じメンバー、チームで座ってしまうので「新入社員優先席」や「役職者優先席」など、優先テーブルを設置したり、様々な立場、部署を超えてコミュニケーションが取れるようにされています。
また、ちょっと横に座って会話できるように、「スツール」という背もたれや肘のない丸椅子を所々に配置し、気軽にコミュニケーションを取れるように工夫もされていました。
・個別・集中ブースについて
個別・集中ブースは予約制で、WEB会議などで自分が発言して打ち合わせする場合は、必ず使わないといけないルールがあるようです。ウェビナーなど視聴メインであれば、普通のフリーアドレス席でもいいようですよ。
社員の方の声から、現在、数が足りていないようなので、今後増やす予定のようです。
※イメージ
・エリアごとにも目的に応じた多彩な仕掛け
COmmunication(交流)エリア
・チームワークテーブル・・・チームや案件ごとに予約。組織としての帰属意識を高める場
COllaboration(協業)エリア
・プロジェクトルーム・・・長期大型案件を対応、打ち合わせする場
・ZERO・・・プロジェクト単位で集まり、新しいモノやコトを想像する場
CO-creation（共創）エリア
・MOTENACE・・・外部パートナー・お客様を招いての共創、BARやカジュアルなイベントを行う場
社外内のコミュニケーションを促進、関係性を深め、より効率よく楽しく働けるようにする交流の場
ここで実際にお酒が飲めるようですよ。これは驚きでした。
たまたまですが、この日は実際にイベントが行われるようで、歌・演奏が流れるなどリハーサルをされていました。
・文具事務用品の一元管理「サプライドック」
この「サプライドック」で、無駄な買い置きを減らし、発注や在庫管理の手間軽減、管理もしやすく収納がスッキリ管理されています。また、持ち歩く必要がなくなりますので、フリーアドレスにも最適のようです！
その他、社内でどこにいるかすぐわかるアプリの運用や社員の意見を集める掲示板、フリーアドレスにおける個人ロッカーの中身、実際にペーパーレス化進めた体験談など、実際に様々な話を伺うことができました。
4.コクヨ ショールームレポート
ライブオフィスに続き、11Fのショールームを見学。ここからは、私たちが撮影した写真とともにご案内します。
こちらでは、新商品からオシャレな家具、オフィスチェアの座り比べや個室ワークブースの体感、ブースの吸音効果、ファイル収納方法、実用的なアイテムなど、オフィス環境に係わる様々なことが体感、学ぶことができます。
●オフィスチェアの試座コーナー
オフィスチェアからカジュアルチェア、会議用イスなど様々なチェアが用意されており、自分好みのチェアを探し、実際に座り心地を試すことができました。
長時間座ることが多い仕事環境では、姿勢や快適さがパフォーマンスに影響を与えます。
オフィスチェア選びはデザインだけでなく、フィット感や座り心地、機能性が重要になるので、ぜひショールームに足を運んで試座することをおすすめします。
●個別ブース 「WORKPOD」
個室型ワークブース「WORKPOD」は、機械給気方式による換気システムを採用しており、約40秒ごとに空気が入れ替わるため、長時間の作業でも快適な環境を維持できます。
実際にブース内で話をしていましたが、外にいる人には全く内容が聞こえていなかったようです！
もちろん、中からも外の声は聞こえません！
ラインナップも豊富で、1人用～4人用まで、ソファタイプや電動昇降デスク付きなど、用途に応じたモデルを選べます。
WEB会議や集中作業、少人数でのミーティングに最適な「WORKPOD(ワークポッド)」
●音環境に配慮したパネルブース「fore(フォーレ)」
セミクローズ型の集中ブースも思った以上に音が聞こえず、効果を実感！吸音性のすごさがわかりました！
音環境に配慮したパネルブースシステム『Fore(フォーレ)』
●ラウンジチェア「Notion(ノーション)」
こんなイスで時にリラックスしたいです^^ これなら良いアイデアも出てくる！？
●モバイルバッテリー 「Energy bottle」
モバイルバッテリー「Energy bottle」は、500mlペットボトルほどのサイズで、机上スペースを占領せず持ち運びやすいモバイルバッテリーです。
簡単に持ち運べるモバイルバッテリーがあればフリーアドレスのオフィスやWEB会議で大活躍しそうですね。
コンパクト・軽量で高いモバイル性を兼ね備えたバッテリー
●「SPOT SOUND MASKING」
「SPOT SOUND MASKING」は、小規模空間にスポット的に導入することを想定した、取り付け工事不要かつアンプが内蔵されているため簡単に設置できる露出型スピーカーです。
リモコンでマスキング音やボリュームを設定できるため、空間に合わせた音対策が可能です。
オープン空間の音対策に、手軽に設置できる「スポットサウンドマスキング」
5.まとめ
コクヨさんのオフィスは、新たなことを積極的に取り入れ日々トライ＆エラーを繰り返しながら進化を続けられています。
リニューアルや移転を検討されている方はもちろん、イスを買い替えたい、集中ブースはどのようなものがあるか？などオフィス家具のほか、コミュニケーション活性化や業務効率化など最新の働き方を体感、知ることができるので、今の環境でより快適に働きたい方にとっても、貴重なヒントが得られる場所だと感じました。
日興商会では、オフィス創りの総合商社の強みとして、各メーカー様のオフィス見学をご案内できます。
このような課題感をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非お声がけください。
